■ハミルトン・カーキの歴史

ハミルトンは、当初ペンダント用の時計ばかりを作っていました。腕時計に参入することはせず、当時、需要の高かったペンダント時計を多く作っていました。ところが第一次世界大戦に突入したことにより、ハミルトンには軍用時計の依頼が舞い込んできます。大戦が腕時計を製作するキッカケになりました。つまりKHAKIは軍用時計から誕生して、そのまま一般の方に普及するようになったのです。

カーキは軍用時計としてはかなり優秀だったこともあり、そのまま腕時計の生産が続ける事になりました。KHAKIは第二次世界大戦でも作られて、大量生産に向けて動くことになります。他の時計メーカーを買収して、生産能力を大幅に向上させることで、ハミルトンは軍用時計を大量に作ったのです。第二次世界大戦以降は軍用時計としての需要が減りましたが、性能の高い腕時計を求める一般の方がKHAKIを使うようになりました。
その後は一般の方でも更に使いやすいようにシステムを変えることや、自動巻きなどを導入するようになっていきました。これは最新型の機能を取り入れることによって、ハミルトンの価値をより高める狙いもありました。カーキは昔から活躍していた腕時計なのです。