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(81)時計の特殊機構 パワーリザーブインジケーター

パワーリザーブインジケーター (power reserve indicator)とは、機械式時計特有の機構であり、ゼンマイの巻き上げ時間がどの程度残っているかを表示する機能のこと。

 

スペックの説明に「パワーリザーブ72時間」と記載されている時計の場合なら

「ゼンマイバネを完全に巻上げた状態から約72時間は動き続ける」ということになります。

文字盤に残り動作時間の目安が表示されており、これが0になると時計が止まります。

自動巻き腕時計の場合、日常的に身に着けていれば常に巻上げが行われる仕組みのため、パワーリザーブインジケーターが0になってしまう事は滅多に無く、この機構の必要性は薄いといえるでしょう。

対して手巻き腕時計で、特に一度巻き上げれば数日~1週間程度動作するもの(ロングパワーリザーブ)の場合、ひと目で巻上げ残量が分かり非常に便利な機能と言えます。

一般的な機械式腕時計のパワーリザーブは40~50時間程度と言われています。

「コンプリケーション」と呼ばれる複雑機構の一種であり、ハイエンドモデルに搭載されるのが一般的です。

 

 

【ハミルトンとパワーリザーブインジケーター】

 

「ジャズマスター パワーリザーブ」にパワーリザーブインジケーターが搭載されています。

ムーヴメント「H-13」を搭載したモデルは、標準持続時間80時間のロングパワーリザーブとなっています。