●クォーツ

水晶（クォーツ）に交流電圧をかけると、一定の周期で規則的に振動します。
クォーツ時計では水晶振動子を用いて、アナログ時計の場合には時針の速度を調節し、

デジタル時計の場合はその信号を電気的に処理して時刻を表示します。

世界初の市販クォーツ腕時計は、1969年のセイコーによる「アストロン」です。
1970年代にセイコーが特許公開をした事で、各メーカーがクォーツ時計の製造に参入し、
市場を巻き込んでクォーツショック現象を引き起こしました。

この時期はクォーツ時計の低価格化が進み、スイスや欧米の時計メーカーは
機械式の腕時計が売れなくなったことで大打撃を受けました。
特にアメリカの時計産業はほぼ全滅状態に陥ったという歴史があります。

クォーツ時計は機械式時計に比べて、精度（1ヶ月でプラス・マイナス20秒程度の誤差）や耐震性・耐衝撃性に優れ、

さらに製品自体の値段やメンテナンス費用が安い事もあり、日常使いには最適といえます。

強いて問題点を挙げるとすると、定期的に電池交換が必要な事くらいでしょうか。

ハミルトンでは、ベンチュラエルヴィス80（H24551131）・ブロードウェイデイデイトクオーツ（H43311135）
カーキフィールドクオーツモデル（H68401735）などがラインナップされています。