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(69)時計のオーバーホールについて

【時計のメンテナンスとは】

腕時計は精密機器ですので、定期的なメンテナンスが必要です。
ケースを拭く、ベルトを替える、などは個人でもできますが、
内部機構が正常に働いているか、劣化していないかの判断は個人では難しいところです。
まして中古品であれば、いつメンテナンスしたのか分からない・・・ということもあります。

【オーバーホールはどこでできる?】

オーバーホール(分解清掃)は専門店で行います。
内容にもよりますが、概ね2万円程度は見ておいたほうが良さそうです。
部品の破損、交換などがあれば、更に別途部品代がかかることもあります。

機械式時計であれば、特に精密部品も多いので、
定期的なオーバーホールは必要経費と言えるでしょう。

【オーバーホールの内容とは】

主に分解、洗浄、注油、組み立て、調整、点検の流れを指します。

●分解
時計は数百のパーツからなる精密機器です。分解するということはもとに戻せる、ということ。
確かな技術力のある専門店にお願いするしかないのがお分かりいただけるかと思います。

●洗浄
専用の機器や薬剤を使用し、ケース、ベルト、パーツを洗浄していきます。

●組み立て・注油
時計各部に注油していきますが、量が多くても少なくても動作に支障があるため、
時計技師の方の技量が問われるところです。

●点検・調整
動作の確認はもちろん、専用機器を用いて、「日差」の調整を行います。
これにより、1日あたりの誤差が一定の精度内に収まるよう、高精度な状態を保てるのです。
防水時計であれば、防止点検もおこないます。

以上がおおまかなオーバーホールの流れになります。

【ハミルトンのピックアップサービス】

ハミルトンの腕時計であれば、専門店だけでなく、スウォッチグループのピックアップサービスを受けることができます(保証期間内に限ります)
正規サービスセンターまで出向くのが難しいハミルトンユーザーでも、これなら安心ですね。