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(82)時計の特殊機構 回転ベゼル

回転ベゼルとは、回転させることが可能なベゼルのこと。

 

ベゼル上に目盛が設けられており、0位置を分針に合わせることで経過時間を把握することができます。

ダイバーズウォッチに用いられることが多く、潜水時間や酸素残量を計測するのに使用されるのが一般的です。

ビジネスにおいては、作業時間やランチの残り時間を計ることにも活用できます。

経過時間の他にも、距離や方位、世界の都市名などを配したユニークな回転ベゼルも存在します。

パイロットウォッチの中には、速度や飛行距離、飛行所要時間や燃料消費量等が計算できる「航空回転計算尺」を搭載したものもあります。

 

【双方向回転ベゼルと逆回転防止ベゼル】

左右どちらにも回転させる事が出来る「双方向回転ベゼル」に対し、一方向にしか回転しない「逆回転防止ベゼル」があります。

これは、ダイバーが使用する場合に誤ってベゼルが動いてしまい、経過時間の把握が狂ってしまうのを避けるための機能です。

 

 

【ハミルトンと回転ベゼル】

「ジャズマスター シービュー」や「カーキ ネイビー」等の一部のモデルに回転ベゼルが搭載されています。

「カーキ アビエーション X-ウィンド H77616533」は、腕時計では初となる「偏流修正角計算機能」(飛行中の横風の影響を計算できる機能)を搭載したパイロットウォッチとなっています。