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(57)クロノメーターとは

【クロノメーターとは?】

クロノメーターとは、簡単に言ってしまえば、時計の精度を決める基準のことです。

スイスのクロノメーター検定協会(COSC)が時計のムーブメントの精度の検査を行い、クロノメーター検定協会が認可したムーブメントを搭載したものが、クロノメーターの名前を冠することができるのです。

 

【クロノメーターの精度】

スマホや電波時計などを使っていると、時計は狂わないもの、というイメージがありますが、ゼンマイ式の機械時計ではそうは行きません。

安価なものなら日差±1分、クロノメーターではない高級時計でも、日差±30秒以内の誤差が出てしまいます。

その点クロノメーターは厳格な検査基準に合格したものですから、日差±6~-4秒以内と驚きの精度を誇っているのです。

 

【クロノメーターの価値】

最近の機械式時計はある程度こそ機械化されていますが、組み立て、精度調整は時計師の方が手作業で行っています。

そのため、高精度な機械式時計を作成するには、パーツの加工精度や時計師の高い技術が必要であり、その分コストがかかります。

つまり、「高精度な機械式時計=高級品」として、価値があるものと言えるでしょう。

 

【ハミルトンとクロノメーター】

古くから軍用時計を提供してきたハミルトンでも、船舶用時計として「マリンクロノメーター」をアメリカ海軍に納品していました。

現在では当時のデザインをモチーフとして、腕時計に起こした「カーキネイビー・パイオニア・スモールセコンド」が発売されています。